フランス 6区:朝食は、世界を夢中にさせる「Ladurée」で
2019年 11月 09日
パリに滞在すると、ホテルよりも老舗サロン・ド・テやカフェで朝食を食べたくなる私。
今回は、ロマネスク様式で建てられた「l'église Saint-Germain-des-Prés(サン・ジェルマン・デ・プレ教会)」
と、カフェ 「Les Deux Magots(ドゥマロ)」の間の通りをセーヌ川の方向へ北上すると、交差点の右側に優雅さと伝統へのオマージュを感じられる「Ladurée Bonaparte(ラデュレ・ボナパルト)」にお邪魔してきました。
1階はパティスリー。
扉を開けるとまず目に入ってくる愛らしいフォルムのクラッシュなケーキや、「🍰」の中でも代表的存在、20世紀半ばに誕生した華やかで優雅な世界を象徴する【マカロン】(※マカロン・パリジャン、マカロン・リス)がズラッと並びます。
奥に進むと2階へと進む階段が。(階段の真正面にも扉はあります)
朝9時から営業しているフランス メゾン「Ladurée(ラデュレ)」ボナパルト店のサロン・ド・テ。
実は、前もって日本のフランス ガイドブックで住所や営業時間の下調べをしていた情報によると、営業時間の表記は”平日:8:30-19:30 、(土)〜20:30 、(日)10:00〜”
となっていましたが、どうやらそれはブティックの営業時間。サロン・ド・テは9時からです。
その為、約30分をフランス観光の時間に急遽変更…(苦笑)
アートギャラリーやアンティークショップが豊富なサン・ジェルマン・デ・プレ地区に店舗がある為、空き時間も観光に変わってしまう魅力もあり、臨機応変に対応可能の特権付き。
セーヌ川に向かってさらに北上すると、フランスで最も偉大だと言われている美術のグランゼコール(国立高等美術学校)「École nationale supérieure des beaux-arts de Paris(エコール・デ・ボザール)」が。
この施設では、プッサンやヴァン・ダイク、フラゴナールの油絵作品デューラー、ヴェネローゼのデッサン、建築図画や版画、写真作品を含む絵画など約450000作品を所蔵。芸術様式とフランス美術の歴史についての幅広い概観を提供し、講義を行っている最後の学院機関なのだそうです。
そしてセーヌ川沿いに到着。
フランス語の統一と洗練という文化政策のもと、1635年にフランス ブルボン朝 ルイ13世のもとで宰相を務めていたリシュリューが設立した、学術の最高権威を持つ機関「Institut de France(フランス学士院)」。
その正面から、ルーブル宮殿を結ぶセーヌ川に架かる橋「Pont des Arts(ポン・デ・ザール)」(パリで1番美しい橋のひとつと言われており、映画「アメリ(2001)」や「グランド・イリュージョン(2013)」にも登場する”愛の南京錠の橋”)へ。
映画大好きなので、何度か「Pont des Arts(ポン・デ・ザール)」は観たことがあったのですが、なんと南京錠がない!!(実際には柱に少し付いていましたが、昔のように一面ではなかったのでピックリ!)
どうやら…南京錠がつきすぎて重さに耐えかねた一部が崩れたそうで、2015年に現在のガラスで覆った状態となったようだ。
今回は時間がなかったので(そもそも目的は「Ladurée(ラデュレ)」の朝食です…)、ルーブル宮殿側まではいかず。
さて、9時近くなってきので「Ladurée Bonaparte(ラデュレ・ボナパルト)」へ戻ります。
パティスリーを横目に、2階へと上がっていくと…
薄暗い照明に包まれた粋で豪華な内装のサロン・ド・テが。
エレガントな内装は、まるで宮殿の一室のような空間です。
2009年にオープンしたラデュレ日本橋店は、「Ladurée Bonaparte(ラデュレ・ボナパルト)」のサロン・ブルーをオマージュして、「サロン・ブルー・ド・プリュス」を起用しています。
2014年には、「Ladurée(ラデュレ)」パリ市内店舗の中でも、特に観光客の人気を集めている「Ladurée Paris Champs Elysées(ラデュレ シャンゼリゼ店)」で同じくパン ペルデュのモーニング( https://sweets1437.exblog.jp/23559970/ )を。この時は、ローズ風味のシャンティ(ホイップクリーム)と、酸味の効いたフランボワーズコンフィチュールと華やかなメニューをいただいたので、
今年は王道人気の 「Ladurée French toast maple syrup or jam and Chantilly cream(フレンチトースト)」12$と、
「Ladurée hot chocolate (ショコラショー・ラデュレ)」7$を注文しました。
厚さ2、3センチでスライスされたブリオッシュ 2枚に、シャンティとメイプルシロップが付いたセットです。
シンプルなパンペルジュ = フレンチトーストは、良質なバターと卵たっぷり浸み込まして焼きあげており、甘ったるくなくて程よいコク。
シャンティを合わせるとより感じました。
焦げ目がちょうどよく、ブリオッシュ生地もしっとりトロっと魅惑的な口溶けに、パリのメゾンを実感…。
ショコラショーは前日に飲んだところがあまりにも美味しかったので、そこまで感動…ということがなかったですが、さっぱりした喉越しでした。
また、サロン・ド・テでは、午前中のみのプチ・デジュネという朝食メニュー”ブレック・ファースト”のセットがあり、ご一緒してくださったお姉さまは、朝食メニューから「La Petie Déjeuner Ladurée」20.5$を。
ミニサイズのパン4種(クロワッサン、パン・オ・ショコラ、ブリオッシュ、プチバケット)、フレッシュジュース(オレンジorグレープフルーツ)と紅茶orコーヒー、蜂蜜・ジャム・バターのセット。
さらに卵料理とフルーツがつくセットもあるそうなので、しっかりと朝食を楽しみたい!という方にも優雅に楽しむ時間を提供してくれると思います。
「Ladurée Bonaparte(ラデュレ・ボナパルト)」
21 Rue Bonqpqrte , 75006 Paris , France
ELLE a table サロン・デュ・ショコラ2014リンク
【Sweets-info】
【Blog】
【スイーツライター】
【日本スイーツ協会 連載】
【楽天 ROOM】
バニラビーンズ ショーコラ2個入 チョコレート ギフト クッキーサンド 詰め合わせ【あす楽】【VB】 |
【読者エディター】
【佐藤 ひと美】
魅惑のチョコホリックLifeを満喫するショコラーHIMMI〜ヒンミ〜。(スイーツコンシェルジュ アドバンス 佐藤ひと美)
スイーツの中でも特にショコラをこよなく愛し、毎日2〜3ブランド必須摂取が日課です。
《美味しい食べ物は人を幸せにする》をコンセプトに、ショコラやスイーツを探究しながら、その魅力を多数媒体で執筆中。
食べることと、美味しい物や可愛い物を探すことが大好きで、日本スイーツ協会
スイーツコンシェルジュ資格を取得しています。
【スイーツライター/ジャーナリスト 佐藤 ひと美】